バイアグラは数あるED治療薬の中でも、先発医薬品として根強い人気を誇っています。
その有効成分であるシルデナフィルは、勃起を阻害する酵素の過剰分泌を抑制し、陰茎部の血行を促す効果があります。
シルデナフィルは狭心症などの治療薬に開発されていましたが、そのプロセスにおいて勃起を促す効果が発見されたことから方向転換され、1998年にアメリカで認可されました。
それまで、EDを根本的に治療する医薬品はありませんでしたから、発売と同時に大きな反響を呼ぶことになりました。

数あるED治療薬の先発医薬品としてバイアグラが多くのED患者に支持された理由の一つに、効果が実感しやすい点が上げられます。
EDは非常にデリケートな病気ですが、服用した大半の人が何らかの効果を実感できたことで、性行為に対するコンプレックスから解消されたことです。
しかしながら、多くの人々が効果を実感できるということは非常に強い医薬品であることの証です。

実際に副作用を感じる人も多く、バイアグラを服用した7割程度の人が顔や体のほてり、頭痛、鼻づまり、動悸、息切れ、胃もたれといった症状を実感しています。
ただし、そのほとんどが軽微なものですからバイアグラ人気に水を差すものではありません。

また、糖尿病を患っている人はバイアグラを服用できません。
重度の糖尿病に陥ると体内を糖度の高い血液が巡ることになり、非常に血管に負担をかけてしまうことで、血管が傷んでしまい血液が循環しなくなったり破裂することがあります。
特に陰茎部は毛細血管が通っていますので傷みやすいためEDの原因にもなっています。
こういった状態でバイアグラを服用して血流を促すと、毛細血管だけでなく心臓付近の太い血管にまで大きな負担をかけ、重大な疾患を引き起こす可能性が高くなることから使用を禁止しているのです。

そのほかにも心筋梗塞や不正脈、狭心症を患っている人も血流を促すことで、心臓に過度な負担をかけてしまいます。
特に、硝酸剤などが含まれた医薬品は併用禁忌薬として、バイアグラとの併用を禁止していますので絶対に服用してはなりません。
現在ではバイアグラは通販でも入手できるので誰でも簡単に服用が出来てしまえたり効果が高い医薬品だからこそ、何らかの医薬品を服用していたり、持病がある人はバイアグラを服用する前に医療機関などで診察を受けておくことが大切なのです。

バイアグラは食事の影響を受けやすいのが欠点

バイアグラは食事に非常に影響しやすい医薬品としても知られています。
これは、有効成分であるシルデナフィルが腸で吸収される特性に大きく関係しています。
つまり、腸に食物が残っている状態だとバイアグラの成分が体内に吸収されにくくなり、その効果が半減してしまうといった欠点があるのです。

そのため、バイアグラは空腹時に服用することが必須条件であり、食後2時間は間隔を空けなければなりません。
ただし、焼肉や中華料理など油分の多い料理だと3時間以上は間隔を空けないと腸が正常にバイアグラを吸収してくれません。

また、アルコールとの関係性について、シルデナフィルが直接働きかけて、効果を半減させたり副作用を引き起こすことはありません。
アルコールにも血行を促進する働きがあることから、普段からお酒に弱い人は二日酔いに近い状態になることがありますから、控えめにしておくことが得策です。

意外なところで気をつけなければならないのが柑橘系の果物です。
特にグレープフルーツには代謝酵素の働きを鈍くする成分が多く含まれいるため、血中濃度が上がってしまうことから、バイアグラを過剰に体内に取り込んでしまい重度の副作用を引き起こすリスクが高くなります。
したがって、グレープフルーツはバイアグラの併用禁忌品に指定されています。

バイアグラは服用から約40分から1時間後に効果が現れ始め徐々にピークを迎えます。
その作用時間は4~6時間程度であり、服用後24時間は間隔を空けないと次のバイアグラは不服用できません。
つまり、バイアグラは食後2時間以上が経過した後であること、さらに性行為の1時間前であることが、効果を十分に引き出すためのベストタイミングとなります。
したがって、バイアグラを服用しても効果が実感できないという人は、服用のタイミングが間違っていたり、油分の多い食事をしていたといった服用方法に課題がある場合が大半なのです。